日新公(じっしんこう)いろは歌 「ゑ」(第43首)
2019/02/23
ゑへる世をさましてやらで盃に 無明の酒を かさねるはうし
⇒この迷いの世の中、その上に杯を重ねて酔いしれ、迷いの上に迷いを重ねて歩くのは情けないことである。真っ直ぐに先を見据え歩くべきだ。
ふるさとの恵みを世界に届け、ふるさとに元気と笑顔を運びたい。(株)大麦屋の願いです。
2019/02/23
ゑへる世をさましてやらで盃に 無明の酒を かさねるはうし
⇒この迷いの世の中、その上に杯を重ねて酔いしれ、迷いの上に迷いを重ねて歩くのは情けないことである。真っ直ぐに先を見据え歩くべきだ。
2019/02/22
舌だにも歯のこはきをばしるものを 人は心の なからましやは
⇒舌でさえその触れる歯の硬いことを知っている。ましてや人においてはなおさらなことである。交わる相手の正邪善悪を察する心がなくてはならない。
2019/02/21
道にただ身をば捨てんと思ひとれ 必ず天の 助けあるべし
⇒正しい道であれば一身を捨てて突き進め、そうすればかならず天の助けがあるはずである。
2019/02/20
めぐりては我が身にこそつかへけれ 先祖のまつり 忠孝の道
⇒祖を祀ることや、忠孝の道に尽くすということはやがて自分にめぐりめぐってくるものである。おろそかにしてはならない。
2019/02/18
聞くことも又見ることもこころがら みな迷なり みなさとりなり
⇒我々が見たり聞いたりすることはすべて己の心の持ちようで、迷いともなり悟りともなる。
2019/02/17
酒も水ながれも酒となるぞかし ただ情あれ 君が言の葉
⇒酒を与えても水のように思う者や、少しの酒で奮い立つ例もある。要は与え方の問題である。人の上にたつ者は思いやり深く、情け深くあれ。
2019/02/16
あきらけき目も呉竹のこの世より 迷はばいかに 後のやみじは
⇒光あふれる世界である現世でさえ迷っていては、死後の闇の世界ではますます迷うだろう。仏道を修めて悟りを開きなさい。