伊佐の魅力

南国鹿児島の「氷祭り」

2018/01/01

自然, 行事

 伊佐は鹿児島の北海道と言われ、1月の最低気温は氷点下6℃にもなります。2016年には、観測史上初の氷点下15.2℃を記録しました。
伊佐工房前の街路樹も寒さで枯れてしまうほどでした。ここは、南国鹿児島かと疑いたくなる寒さ。この寒さを活かして、毎年氷祭りが開かれています。2018年は2月2日(土)、3日(日)に開催されました。
氷の彫刻あり、氷の滑り台ありの愉しいイベントでした。
 写真は、2016年観測史上初の氷点下15.2℃の時の工房付近の写真です。写真の氷中広告は、今年の氷まつり時にだした広告のです。

鹿児島の北海道?

2017/11/26

自然, 行事

伊佐は11月でも最低気温が氷点下になります。伊佐市の11月の平均最低気温はマイナス0.5℃、最高気温は35.3℃という気温差です。寒いし、暑いし、地元の人は大変です。しかし、そのお陰で美味しいものがたくさんできます。
2017年の11月21日の朝は、氷点下3.2℃度を記録し、地元のTVでニュースになりました。写真の田んぼにも氷が張っていました。

幻想的な滝のライトアップ

2017/10/26

自然, 行事

 曽木の滝、もみじ祭り。2016年もは雨で大変でした。代表と顧問の母校、大口高校の生徒さんもおもてなし参加。
2017年は11月24日・25日 曽木の滝公園もみじ祭り前夜祭(ライトアップ)、11月26日 曽木の滝公園もみじ祭り(和太鼓演奏などを予定、ライトアップなし)の予定です。
曽木の滝は滝幅210m、高さ12mの壮大なスケールを誇り、東洋のナイアガラとも呼ばれています。千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流とその轟音は豪快で迫力満点です。
 昔は、公園で鯉も飼われていて、川にはゲンゴロウフナが泳いでいました。秋は滝の白い水しぶきと色鮮やかなもみじや銀杏が美しくて、毎年、勤労感謝の日を中心とした1週間が一番の見頃となります。
この時期に、例年曽木の滝公園もみじ祭りがあり、滝や紅葉のライトアップが行われます。

3年に一度、神に捧げる舞

2017/09/26

歴史, 行事

鹿児島でいう神舞は神楽のことです。今回は湯之尾神舞を紹介します。広辞苑によれば、「神座かむくら」が転じたものとされています。かむくら、かんぐら、かぐらと変化していったというのが語源の定説とされます。
駄洒落のようですが、神座は、一つの場所そのものを指すのではなく、神座における所作全般を意味しています。自然物に神が降臨されて、その神にささげるものです。
神楽という名が文献に登場するのは最古のものは「万葉集(759年頃)」にあります。湯之尾の神楽も、天の岩戸の前で天照大神を慰めるために舞ったといわれ、その起源は神話の時代までさかのぼります。
伊佐市湯之尾神社に伝わる「湯之尾神舞」は、五穀豊穣、無病息災を祈願して1490年頃(室町時代)から始められたといわれています。
豪華な衣装でしめやかに踊る舞、赤い衣装に白塗りの面を着け餅をついたり鉄砲に気絶したりのユーモアたっぷりな舞、口上のある舞と句のない舞です。
以前は旧暦霜月の満月の夜に一晩中踊ったといわれ、35番の演目がありました。今は11月23日の豊(ほぜ)祭りの日に10数番ほどが披露されます。11月23日は、新嘗祭。稲の収穫を祝い,翌年の豊穣を祈願する古くからの祭儀です。
3年毎に開かれる大祭で、伝承されている26番のすべての舞が奉納されます。県指定の無形民俗文化財であり、今も地区の子供たちに受け継がれています。続けて欲しいですね。

世界最古の手漕ぎ舟の競漕

2017/05/26

自然, 行事

 伊佐には川内川(せんだいがわ)という大きな川が流れています。川内川は、その源を熊本県球磨郡あさぎり町の白髪岳(しらがだけ 標高 約 1,417m)に発し、羽月川(はつきがわ)、隈之城川(くまのじょうがわ)等の支川を合わせ、川内 平野を貫流し薩摩灘(さつまなだ)へ注ぐ、幹川流路延長 約137km、流域面積 約1,600km2の一級河川です。その流域は、東西に長く帯状で、熊本県、宮崎県、鹿児島県の3県、6市4町(えびの市・ 湧水町・ 伊佐市・ さつま町・ 薩摩川内市・ あさぎり町・ 錦町・ 小林市・ 霧島市・ いちき串木野市)という広範囲にまたがります。
 ドラゴンボートレースは『古代中国で生まれた、世界最古の手漕ぎ舟の競漕』と言われており、国際大会などでは20人以上乗り込む大きな船で速さを競うものです。北京オリンピックでは公開競技となり、アジアやヨーロッパで盛んに大会が開かれているスポーツです。川内川湯之尾(ゆのお)滝上流の広々とした流れの緩やかな場所において(昭和58年に完成した湯之尾可動堰の整備)、川を活かしたスポーツ振興と地域おこしの為、平成2年よりドラゴンボートレースが開催されるようになりました。このドラゴンボートレースは、10名で1艘のボートに乗り込み早さを競う競技です。
郷土の自然と共生する心、家族や仲間と交流協働する心、競技を楽しむ心、そして伊佐を愛する心を育むことを目的としています。子どもから大人まで誰でも気軽に参加できるスポーツで、現代社会においては貴重となった川での自然体験活動の場にもなっています。住民の中には親から子、子から孫と3世代に渡り競技を体験した人も出てきて、伊佐市の新たな伝統文化にもなっています。男の子の健康を願う五月の節句で食べられる「ちまき」と、「ドラゴンボートレース」は中国の故事をたどると同じ起源となっており、毎年春の子どもの日前後の日曜日に開催され“地域ぐるみで子どもを育てる場”にもなっています。県立伊佐農林高校にはカヌー部の練習もここで行われ、国体にも出場しています。

もみじが色鮮やかに

2016/11/26

自然, 行事

 伊佐の曽木の滝公園は、もみじと滝が有名です。毎年11月下旬にもみじ祭りというのが開催され、多くの人で賑わいます。顧問の川畑文雄は小学生の頃20kmくらいの道のりを自転車で行っていました。
今年は地域の高校生も出店して祭りを盛り上げます。曽木の滝はそのダイナミックな景観から、東洋のナイアガラとも言われています。以前は、橋がありましたが、現在は撤去されて、いっそうその雄大さが際立っています。