日新公(じっしんこう)いろは歌 「て」(第35首)
2019/02/15
敵となる人こそ己が師匠ぞと 思ひかへして 身をも嗜め
⇒自分にとって敵となる人こそわが師匠と思いなさい。思い直して冷静に観察すれば反面教師として見えてくるだろう。すなわち手本ともなるものである。
ふるさとの恵みを世界に届け、ふるさとに元気と笑顔を運びたい。(株)大麦屋の願いです。
2019/02/15
敵となる人こそ己が師匠ぞと 思ひかへして 身をも嗜め
⇒自分にとって敵となる人こそわが師匠と思いなさい。思い直して冷静に観察すれば反面教師として見えてくるだろう。すなわち手本ともなるものである。
2019/02/14
廻向には我と人とを隔つなよ 看経はよし してもせずとも
⇒死者を弔って極楽往生を祈るには敵味方分け隔てなく、等しく祈りなさい。読経するもよし、しなくてもよいのである。
2019/02/13
心こそ軍する身の命なれ そろふれば生き 揃はねば死す
⇒心・士気こそ戦争する者の命である。自分たちの軍隊の気持ちが一つにまとまっていれば生きることができ、揃っていなければ死を招く。
2019/02/12
不勢とて敵を侮ることなかれ 多勢を見ても 恐るべからず
⇒少数だからといって侮ってはいけない。また大勢だからといって恐れるに足りない。少人数でも一致団結すでれば大敵を破ることができる。
2019/02/11
賢不肖用い捨つるといふ人も 必ずならば 殊勝なるべし
⇒賢者を登用し、愚者を遠ざけて政治を行えと口に唱える人もそれを実行できるならば素晴らしいことである。だが、実行はなかなか難しい。
2019/02/10
万能も一心とあり事ふるに 身ばし頼むな 思案堪忍
⇒ことわざに「万能一心」というのがある。いかに万能に達するとも一心が悪ければ役にたたない。自分の才能に自慢めいた言動をしてはならない。
2019/02/09
やはらぐと怒るをいはば弓と筆 鳥に二つの 翼とを知れ
⇒穏やかと怒るをたとえれば、文と武である。これらは鳥に二つの翼があるように自由に飛ぶために必要な二つの要素である。 どちらか欠いても役に立たない。寛厳宜しく使い分けて政治を行うべきである。
2019/02/08
苦しくも直進を行け九曲折の 未は鞍馬の さかさまの世ぞ
⇒どんなに苦しくても、悪事を行ってはいけない。正道をいきなさい。 鞍馬のつづら折の道のように曲がった道を歩んだものは、まっさかさまに闇の世界に落ち込むような目にあうものである。心正しい正道を歩みなさい。