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400年も前の大工の落書き?

2017/01/26

歴史

 伊佐には、大泉(だいせん)、伊佐美、伊佐錦という美味しい焼酎があります。伊佐にある郡山八幡神社で日本における『焼酎』という文字が初めて見られた証拠が見つかりました。今から四百数十年前の室町時代に、すでにこの地に焼酎が普及し、庶民に飲まれていたことがわかります。室町時代の永禄2年(1559年)、織田信長が桶狭間(おけはざま)の合戦で今川義元を破った前年であり、この年に社殿を修補した大工が書きしるしたと考えられます。
「座主(ざす)」とは、大寺の寺務を統括する主席の僧職のこと。「社殿修補のとき、座主がたいそうけちで、一度も焼酎を飲ませてくれない。えらい迷惑なことだ!」と訴えています。400年以上たっても、ケチだと言われるとは座主も思ってもいなかっただろう。