たのかんさあ

2018/05/01

自然, 歴史

鹿児島の田んぼのあぜみちを歩いていると、「田の神さあ」とよばれる石像をよく見かけます。田の神は、その名示す通り田んぼを守り、米作りの豊作をもたらす農業神。稲作のある日本全国の各地で信仰され伝わっていますが、それが石像として田んぼのあぜなどにあるのは、鹿児島を中心とした旧薩摩藩領(鹿児島県本土よび宮崎県南部)に限られるそうです。約2000体の田の神が確認されていると言われています。いつも自分たちを見守ってくれる身近な神様です。伊佐の田の神さあ、顔もいろいろ、帽子をかぶっていたり、いかったり と。これは旧菱刈町にある田の神ですが、旧大口市にもまだまだ面白いのがいっぱいあります。