伊佐の魅力

日新公(じっしんこう)いろは歌 「て」(第35首)

2019/02/15

歴史

敵となる人こそ己が師匠ぞと 思ひかへして 身をも嗜め

⇒自分にとって敵となる人こそわが師匠と思いなさい。思い直して冷静に観察すれば反面教師として見えてくるだろう。すなわち手本ともなるものである。

日新公(じっしんこう)いろは歌 「や」(第29首)

2019/02/09

歴史

やはらぐと怒るをいはば弓と筆 鳥に二つの 翼とを知れ

⇒穏やかと怒るをたとえれば、文と武である。これらは鳥に二つの翼があるように自由に飛ぶために必要な二つの要素である。 どちらか欠いても役に立たない。寛厳宜しく使い分けて政治を行うべきである。

日新公(じっしんこう)いろは歌 「く」(第28首)

2019/02/08

歴史

苦しくも直進を行け九曲折の 未は鞍馬の さかさまの世ぞ 

⇒どんなに苦しくても、悪事を行ってはいけない。正道をいきなさい。 鞍馬のつづら折の道のように曲がった道を歩んだものは、まっさかさまに闇の世界に落ち込むような目にあうものである。心正しい正道を歩みなさい。