こだわりの製法

太良院あめ(さつまいも水あめ)

当社のサツマイモ水あめ「太良院あめ」は自社の畑で育てた大麦を発芽させて麦芽にし、その麦芽の力でさつまいもを糖に変えて作る天然麦芽製法で作っています。科学薬品は一切行わず、砂糖も全く使いません。原料はさつまいもと大麦のみ。大麦麦芽の栄養も加わった”コク”のある味です。

さつまいもを、大麦麦芽中の酵素の力で糖化し、ろ過し煮詰めて作る水あめです。
店主の祖母が作っていた懐かしい味を再現しました。原材料は伊佐産さつまいもと大麦と水のみで、他は一切使いません。主成分は麦芽糖。他に食物繊維、オリゴ糖、ヤラピンなどを豊富に含み、腸の運動を活 発にする働きがあり、召し上がっていただいたお客様からはお通じがよくなった、更年期症状が緩和されたとのお声を頂いています。
 お砂糖替わりにミルクやお茶に入れたり、パンに付けてお召し上がりください。糖分ですので毎日茶さじ1杯くらいずつどうぞ。
太良院あめは、伊佐市本城地区の古い地名から命名しました。

<製造過程です。原材料の芋・大麦などの生産から、手間暇かけて作っています。>
伊佐市にお借りした畑で自社栽培した良質のさつまいものみを使っています。
2015年は安納芋(左)と、黄金千貫(右)を栽培。この2種類を水あめにしています。収穫後まずは丁寧に洗います。2016年は、紅はるか、種子島紫、黄金千貫の3種類を作りました。紅はるか、種子島紫、黄金千貫の3種類を作りました。2017年からは、紅はるか、黄金千貫の2種類を作っています。

大麦を発芽させ、乾燥させておきます(麦芽)。この作業に約1週間~10日かかります。
現在は自社栽培大麦を使用しています。

さつまいもを皮ごと茹で、粉末にした麦芽を混ぜて、麦芽中の酵素でデンプンを糖化させます。

糖化した液と繊維や残渣を漉し袋で分離させ、糖化液を煮詰めていきます。
ここまで約3日かけて、丁寧に作ります。

このように手間暇かけて太良院あめの完成です。

もち米粉製粉(さつま雪)

焼菓子類は全て、伊佐地方伝統の「寒晒し製法」で、もち米を自家製粉して使用しています。極寒の時期に冷たい水に晒し凍らせ、乾燥した寒い日に天日干しして、自家用製粉機で数回挽く手間のかかるもの。製粉段階で小麦粉やそば粉などと混ざらないので、アレルギーの方も安心して召し上がれます。グルテンフリー食の方にもお勧めです。さつまいもと米の名産地だからこそのこだわりです。他の米粉製品とは食感・香り共に大きく異なり、大好評を頂いているその味を、どうぞご賞味ください。

極寒の時期(1月、2月)に冷たい水に晒し凍らせ、乾燥した寒い日に天日干しして、自家用製粉機で数回挽く手間のかかるもの。極寒の日以外は、この作業をフリーザで凍らせ、水で流すことで再現して天日干ししています。工房では米粉以外は使用しないため、製粉段階で小麦粉やそば粉などと混ざらないので、小麦・そばアレルギーの方も安心して召し上がれます。
グルテンフリー食の方にもお勧めです。さつまいもと米の名産地だからこそのこだわりです。
もち米は、伊佐産の「さつまゆき」という品種を使用しています。
※大麦は別のミキサーで粉砕しますので、米粉には混ざりません。

凍らせたもち米を水に晒します。凍らせて水に晒すことを約1週間繰り返します